※内容は全て取材当時のものです
やりたいことが、ハッキリしている人がいる。そこまで明確じゃない人もいる。やりたいことが、すぐにできないこともある。やりたいことを、自分で始めることもできる。やりたいことが、途中で変わることもある。本当にやりたいことが、何年後かに見つかることがある。――エイベックスって、そんなところ。
エイベックス・エンタテインメント株式会社
レーベル事業本部 第2C&Rグループ セールス第2ユニット
現在、販促担当として、アイドルグループ「わーすた」の販売戦略および国際戦略、プランニングを担当。また、制作担当として、シンガーソングライター「Miyuu」のプロデュースも手がける。
エイベックス株式会社 CEO直轄本部 新事業推進グループ
エイベックス・デジタル株式会社 ビジネスデベロップメントグループ
エイベックス・マネジメント株式会社 プロジェクト戦略グループ
シニアプロデューサー
大学院修了後、大手電機メーカー社会インフラ部門の技術営業として、プロジェクトマネジメントを経験。現在、グループ3社に籍を置き、新規事業の創出、事業化に関わる。
今、販促をやりながら、制作としてアーティストを担当しています。自分が思った通りの反応が出ることもあるし、全然上手くいかないこともあります。壁はたくさんあるけれど、難しくて、楽しい。
入社前にやりたかった制作の仕事もできてるし、やりたいことの芯は変わっていません。でも、0→1の制作と1→100の販促の両方をやって、結局は、どうやって人に届くかを理解してやらなきゃいけないって分かりました。今は、0→1がやりたいというより、0→100をひとりで全部やれる人間にならないといけないかなと思ってます。
やりたくなかった販促の仕事も、制作に活きて来るんですよ。
例えば、販促でアイドルを担当、リリースイベントなどで直接お客さんと会うことも多かったので、「握手よりも写メを撮るほうが人気ある」とか「思いもしなかった層に人気がある」とかが分かりました。そういうのは、企画会議やレコーディングの場だけでは分からなかったと思います。
そうそう、「わーすた」のスペイン公演が決定して、通訳兼コーディネーターとして白羽の矢が立ったこともあります。もちろん、よろこんで同行、留学経験を活かして現地のコーディネートをしました。
「スペインと言えば村田」と、僕がスペイン語を話せるって小さな情報を、国際戦略室の方が覚えていてくれたんです。さっき話した社内の新規事業コンペにしても、こんなペーペーが声を上げているのを、普通は拾わないと思うんですよ。そういう声を吸い上げてくれる人が、エイベックスには、すごくたくさんいます。
ちなみに、「わーすた」のメンバーは、もともと海外を視野に入れていて、外国語を習っていました。そこにスペインのイベント出演があったので、スペイン語にも注力するように。だから、今、僕がメンバーの一人にスペイン語を教えています。毎週、継続的に。こういう取組が、スペイン語圏進出の火種にならないかな、なんて思いながら。
私は、音楽が好きだからって訳でもなかった。やりたい事業もなかった。でも、今は明確になっています。
例えば、エイベックスのオーディションには毎年延べ1万人以上の応募者がいますが、合格するのはその中のほんの一部。こんなもったいないことはなくて。だから、今、人という軸でサポートできる事業はないかって考えています。
一方で、バーチャルITの波が来たときに、ハードの知識は必須です。そうすると前職でやっていた部分も活きてきます。なら、社内のスペシャリストを目指して、そういった事業に自分から探究心をもって参加しようかと思ってます。また、ハードを持っていればそれを活用した新しいコンテンツの外販モデルも創れるでしょう?アーティストを売るだけじゃない戦略をつくれるかもしれないな、と思ったり。
いろいろな部署に配属されたからこそ、私は、自分の志向やできることを再発見できたし、自分の経験やナレッジが、やりたいことにつながったんだと思います。
これは個人的な意見だけど、「志一括採用」だからって、必ずしもやりたいことがはっきりしてなくてもいいんじゃないかな?ここは、私みたいに、それが見つけられる環境だと思いますよ。一方で、村田くんみたいな人もいるし。どちらも受け入れる余地があると思うな、エイベックスには。