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文化文化

「非常識を“常識”に変えろ」「誰もやらない、だからエイベックスがやる」という文化が、我々エイベックスにはある。
確かに、私たちは、テクノやジャングルなどハードコアなダンスミュージックの要素を、初めてJ-POPに持ち込んだ。日本最大級の夏フェス「a-nation」、「AWA」、「dTV」といったコンテンツ配信――初めてのサービス、ビジネスを数え挙げたらキリがない。またレコードレーベルが、マネジメントビジネスを手掛けたというのも、あまり例を見ないことだ。
さまざまなものを最初に手掛けるからこそ、私たちは先行者利益としてその市場を獲ることができた。そのジャンル=エイベックスという、強いブランドイメージも確立された。
しかし、エイベックスのメンバーは、そのブランドにぶら下がることを、誰もよしとしない。むしろ、みんなが思うエイベックス像を裏切るような、新しいことを始めたいとウズウズしている。そして、誰もやってないことを見つけて、「これもエイベックスなの?」と思われることに、モチベーションと高揚感を覚える。
そうやって、エイベックスというブランドを新しいものにつくり替えてきた。これからもずっとそうなのだろう。だから、エイベックスというブランドは、いつまでも強く、新しい。

情熱情熱

ビジネスとしての勝算はもちろんある。その根拠だって、いくらでも示せる。しかし、エイベックスが新しいことを手掛けるとき、そこには戦略とか数字より前に、誰かの「これをやりたい!」というパッションがある。
「AWA」を始めるとき、根本にあったのは「海外のサービスに日本の音楽シーンを壊されたくない」って気持ちだった。「映像配信にパラダイムシフトを起こそうじゃないか」。そんな気概から「dTV」は始まった。サービスだけじゃない。アーティストの発掘・育成からマネジメント、コンテンツ・パッケージ制作・配信、ライヴ・コンサートの制作、グッズ企画・販売、ファンクラブ運営までをすべて行う、いわゆる「360度戦略」も、「全部自分たちでやったら面白くね?」と始めたものだ。
「やりたい!」という想いが純粋で強いからこそ、ほかの人の「腹に落ちる」。そして、「やりたい!」という想いを汲んだ人は、できないと高みから批判するのではなく、その想いを実現するために何をすればいいかを考え、一緒に走り出す。
そうして、エイベックスは、日本のエンタテインメントを変えてきた。

人材人材

音楽・アニメ・マネジメント・デジタル・ライヴ――私たちは、実にさまざまなコンテンツを手掛けるようになった。「360度戦略」は進化、今では各種スクールまでを手掛ける。日本で一番CDをつくる会社でありながら、日本最大の映像配信プラットフォーム会社にもなった。ビジネスの舞台はアジア、北米、世界にも拡がる。
だが、エイベックスが提供してきたのは、いつでも、アーティストやクリエイターという「人」がつくる広義のコンテンツだ。そして、ずっと追求しているのは、「人の心を動かすこと」だ。それは、東京・町田のマンションの一室でレコード卸販売をしていたころから変わらない。

エイベックスの真ん中には、いつだって「人」がある。
働く人にも、「人として」どう考え、行動するかが、いつも問われる。型にはめるような教育はない。「人として当たり前なことをきちんとやった先に、結果は表れる」と考えているから、何もかもが数字や利益だけでは判断されない。年齢とか、職種、立場に関係なく、上司、先輩、同僚、そして所属するアーティストから「あなただったらどう思う?」と問われる。そして、自分の言葉で答えることを求められる。ときに激論を交わす、熱く濃い人間関係がある。